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    プロジェクトストーリー

    北米におけるプロジェクト遂行の橋頭保として

    アメリカ USGCエチレンプロジェクト

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    当社グループ初となる大型北米EPCプロジェクト

    2013年、米国を中心にシェール革命が巻き起こる中、米国テキサス州において、シェブロンフィリップス?ケミカル社が、世界最大級のエタンクラッカー装置を中核とする石油化学コンプレックス新設プロジェクトを計画していた。

    シェール由来の安価な原料を背景に、大型LNG/ケミカルプロジェクトの計画が続々と立ち上がる北米において、本プロジェクトを受注し同地域でのプレゼンスを確立すべく、当社グループは積極的な営業活動を展開。当社グループが持つエチレン製造技術に対するエンジニアリング技術、40件を超えるエチレンプラント建設プロジェクトの遂行実績に加え、過去顧客がサウジアラビアで実施した2件の大型石油化学プラント建設プロジェクトを当社グループが成功裏に完成させた信頼感などが高く評価され、2013年10月、当社グループをリーダーとするジョイントベンチャーが本プロジェクトを受注するに至った。

    こうして、当社グループ初となる大型北米EPCプロジェクトがスタートしたが、プロジェクト遂行は、当初の想定を超える困難が待ち構えていた。

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    苦難との闘い

    2016年、建設工事もピークに差し掛かろうという時期に、50年に一度と言われる程の想定以上の長雨?大雨が続き、建設現場やその周辺は洪水に見舞われ、工事遂行計画の見直しを余儀なくされた。さらに2017年8月、建設工事も終盤を迎えるなか、米国南部に甚大な被害をもたらした、ハリケーンハービーが建設現場を襲った。完成間近のプラントの一部が水に浸かり、建設工事は完全にストップ。周囲のインフラも寸断され、工事再開の目途が立たない状況が続き、当社グループとして、駐在員を現場に残すか、一旦帰国させるかの難しい決断を迫られた。顧客の強い希望もあり、最終的にプロジェクトダイレクターの杉山光は、安全の確保を条件に、駐在員を現場に残すことを決断。未曾有の事態にあっても、当社グループとしてはあくまでプロジェクトの完成にコミットする姿勢を見せた。ハリケーン後に再結集した当社グループ駐在員に対して杉山が方針を説明し、会議室を出たところで、顧客の関係者一同から、”Welcome back, Samurai! (おかえりサムライ?。挨纫粩扭松驋欷堡椁?、握手を求められた。顧客の当社グループに対する期待と信頼を再確認した瞬間だった。

    こうした想定外の事態に度々直面するも、当社グループはパートナーであるフルア社とも協力しながら、決して諦めることなく工事を遂行。当社グループの駐在員25人で5,000人にもおよぶ現地労働者を束ねながら、ジョイントベンチャーリーダーとしてプロジェクトを牽引した。

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    2018年3月、遂にプラントは商業運転を開始。日揮の北米での挑戦は続く

    2017年12月、受注から約4年の時を経て、遂にプラントは完成し、2018年3月に商業運転を開始した。プラント完成からわずか約3か月という極めて短い期間で試運転と性能保証試験を終えたのは過去のエチレンプラントでは当社グループ?顧客共に最速の記録であり、顧客の事業価値向上に大きく貢献することができた。
    様々な苦難があったが、当社グループの技術力とリーダーシップは顧客から高く評価され、既にスタディが始まっている次の石油化学コンプレックス建設計画でも参画を熱望されている。

    シェール革命以降、北米マーケットの重要性が高まる中、本プロジェクトを北米におけるプロジェクト遂行の橋頭保として、当社グループは今後も新規受注に積極的に取り組んでいく。日揮の北米での挑戦はまだ始まったばかりだ。

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